#Recommend K-POP

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独断と偏見によるK-POP楽曲紹介♥

『Red Flavor(빨간 맛)』#Red Velvet #레드벨벳

トロピカルな魅力が弾ける『Red Flavor』

今回ご紹介するのは、Red Velvetの「Red Flavor(빨간 맛)」です。2017年7月発売のミニアルバム「The Red Summer」に収録されています。また、2018年7月発売の日本デビューミニアルバム「#Cookie Jar」にも日本語版が収録予定です。

弾けるようなサビから始まる、エネルギッシュで疾走感溢れるサマーソング。フルーツが擬人化されたMVも面白いですよね。サビの細かくステップを踏むようなダンスも特徴的です。そんなトロピカルな魅力が弾ける「Red Flavor」の注目ポイントはこちら!

イメージカラーを活かした斬新なMV

今作のMVは、フルーツがふんだんに使われているのが印象的ですよね。冒頭のフルーツにインタビューしているような画はインパクト抜群です。実は、このインタビューでメンバーと向き合っているフルーツはメンバーのイメージカラーとリンクしており、それぞれの担当フルーツになっているんです。デビュー曲の「Happiness」ではメンバーが髪色をそれぞれのイメージカラーに染めていましたが、それ以降はイメージカラーを活かした演出というのはあまりありませんでしたよね。それが今作では担当フルーツとして活かされているんです。

また、MV中に何回か出てくるインタビュー画面、それぞれハングルでなんて書かれているのか気になりますよね。画面下のテロップに注目してほしいのですが、実は色んな言語の翻訳が流れており、その中に日本語訳もあるんです。 文字も小さく画面も一瞬で切り替わってしまうので一時停止しないと読めないのですが、冒頭の"小さい頃からそんなに甘くはなかったです。大きくなるにつれて中身もしっかりしてきて…"のように、それぞれのフルーツを擬人化したセンスが光るコメントの数々は必見です。

アイリーンはスイカ担当。イメージカラーはピンクですが、夏らしさを演出するのにぴったりなスイカを担当しています。

スルギはパイナップル担当。イメージカラーはオレンジですが、こちらも夏が旬のパイナップルを担当しています。

ウェンディはオレンジ担当。イメージカラーがブルーのウェンディは、なぜかオレンジ担当。イメージカラーと関係ないかと思いきや、MVには果肉がブルーに染まったオレンジが出てきます。確かに、ブルーの果物ってあまり思い浮かばないですよね。オレンジは冬が旬のフルーツですが、果肉が真っ青になっているおかげで夏らしさが出ています。

ジョイはキウイ担当。イメージカラーの緑とリンクしています。夏が旬という訳ではありませんが、瑞々しくジューシーなイメージは夏にもよく似合っています。

イェリはグレープ担当。イメージカラーのパープルにぴったりで、こちらも夏が旬のフルーツです。

繰り返し聴きたくなるパンチの効いた曲構成

イントロもアウトロもない、シンプル且つパンチの効いた曲構成。最初のサビからテンションをMAXで、その後もアップテンポでサクサクと曲が展開していきます。Red Velvetの楽曲にしては珍しく途中にラップパートもあり、曲の疾走感に拍車をかけていますね。Cメロで少し息を整えた後、さらなる盛り上がりを見せながらサビに突入したかと思うと、最後は急ブレーキを踏むように一気にテンポを緩やかにして締め括られます。いきなり始まるサビもインパクト抜群ですし、急にしっとりする終り方もとても印象に残りますよね。特に終わりは、盛り上がりが最高潮に達しているところからの急降下になるので、曲自体はそんなに短くないものの、あれ?もう終わっちゃうの?というような寂しさがあって、ついつい何度もリピートしてしまいます。ワクワクと共に始まったと思ったらあっという間に終わってしまう、学生の夏休みのような曲構成ですね。

少人数ならではのコンパクトな振り付け

サビの細かくステップを踏むような振り付けをはじめ、コンパクトな振り付けが目立つ今作のダンス。振り自体が細かいのに加えて、一人ひとりが別々の動きをするシーンもあり、それでもごちゃごちゃして見えないのは各々のダンススキルが高いのはもちろんのこと、少人数グループだからこその強みだと思います。

フォーメーションに関しても、2番のAメロで歌っている各メンバーをスルギが渡り歩くようなフォーメーションや、Bメロの5人全員が腕を組んで歩くようなフォーメーション、一列に並んだメンバーが残像のように連なるフォーメーション、ラップパートのアイリーンがメンバーに寄りかかるようなフォーメーションなど、少人数だからこそ映えるフォーメーションが盛り沢山です。大人数でもこういったフォーメーションが出来ないことはないですが、やはり待機メンバーが出てしまったり、ユニットごとに別れてしまったりして、グループの一体感という部分では敵いません。少人数グループの良さも再確認できるような振り付けになっています。

おまけ

日本デビューミニアルバム「#Cookie Jar」に日本語版が収録予定の「Red Flavor」ですが、先日、ついにそのアルバムのタイトル曲となる「#Cookie Jar」のMVが公開されました。

ビジュアルイメージの雰囲気から、日本向けに可愛いに全振りするようなコンセプトだったらどうしよう…と思っていたのですが、曲調もMVもしっかりとRed Velvetらしさが感じられる世界観になっていて安心しました。直近の「Bad Boy」や「Peek-A-Boo(피카부)」で見せた大人でダークなイメージではないものの、同じく日本語版が収録予定の「Russian Roulette」の頃のような、可愛らしさの中に毒が光るイメージに仕上がっています。全体的な色使いや、MV後半のケーキに異物が入っていたりクッキーに蟻が這っている演出などは、まさに「Russian Roulette」の世界観に繋がるものを感じます。今後、これを歌って踊るRed Velvetを日本のテレビ番組で観られる日も近いのでしょうか。今後のRed Velvetの日本での活躍にも、ぜひ注目してみてください! 

『Russian Roulette(러시안 룰렛)』#Red Velvet #레드벨벳

キャッチーなメロディーに心踊る『Russian Roulette』

今回ご紹介するのは、Red Velvetの「Russian Roulette(러시안 룰렛)」です。2016年9月発売のミニアルバム「Russian Roulette」に収録されています。また、2018年7月発売の日本デビューミニアルバム「#Cookie Jar」にも日本語版が収録予定です。

思わず口ずさみたくなるポップなフレーズに、可愛くもキレキレのカッコいいダンス。 MVの独特な世界観も話題になりましたよね。そんなキャッチーなメロディーに心踊る「Russian Roulette」の注目ポイントはこちら!

語感を意識した耳に残るフレーズ

 今作はメロディーもサウンドもダンスも、共通してビート感を意識して作られているように思います。メロディーに関しては、Aメロの”H-H-Hush”“P-P-Push”やサビの“Heart-B-B-Beat”“Heart-B-B-B-Beat”など、音の響きを活かしたフレーズが印象的ですよね。曲作りの方法に関してはよく分かりませんが、恐らく曲先行で歌詞を後乗せする形で作られており、ビート感のあるオケを活かすために作詞の段階から、かなり語感を意識してメロディーが作られたのではないかと思います。狙い通り、思わず口ずさみたくなるようなキャッチーなメロディーに仕上がっていますね。

曲のアクセントとなる多彩な電子音

イントロ → Aメロ → Bメロと、パートごとに異なる電子音が散りばめられているこの楽曲。一言で電子音と言っても様々なタイプがありますが、今作はバキバキの攻撃的なサウンドではなく、全体的に丸みを帯びた可愛らしいサウンドが使われています。

イントロやアウトロでは、高めに響く和音に加えて、走り抜けるような単音のピコピコサウンドが特徴的。和音に関してはAメロ・サビ・アウトロと共通して使われていますが、イントロだけベースの音が入っていないので、響きが他とはちょっと違って聞こえますね。また、サビとAメロに関しても、Aメロの方が他の音飾が少ないので、より重低音が強めで厚みのあるサウンドに聞こえます。Bメロ・Cメロは趣向を変えた、テンポ感のある軽めのタッチのサウンドが心地いいですね。

その他にも随所に特徴的な効果音が使われており、イントロの“La la la la~”の部分や、Cメロからラスサビに入る部分では、声にエフェクトをかけて声も効果音の一つとして曲にアクセントを加えています。メロディーとサウンドが一体となって曲を盛り上げていますね。

 可愛くも難易度の高いダンス

今作のダンスは、サビの“Heart-B-B-Beat”に合わせて胸を叩く振りや、間奏の“La la la la~”に合わせて腕をグルグルする振りなど可愛らしく分かりやすい振りもありますが、それ以外の部分に関しては基本的に難易度は高めだと思います。

リズムに合わせて細かく振りが付けられているので、表だけでなく裏拍もしっかり取ってかっちりリズムにハメていかないと、動きにメリハリが出ずカッコがつきません。大所帯のグループではないためフォーメーションだけで魅せるというのが難しく、基本的に曲中ずっと休むヒマなく踊り続けながらフォーメーションチェンジもこなし、もちろん歌も歌わなければならないので、スタミナもかなり消耗します。アウトロの疲れているところに体全体を使うようなダイナミックな振りが付けられていたりと、構成もなかなかハードです。これをメンバー全員がサラッとこなしているのが、Red Velvetのレベルの高さを物語っていますね。

これは余談ですが、Red Velvetの中でダンスと言えばスルギのイメージが強いですが、個人的にダンスのキレに関してはアイリーンも負けていないと思います。

一つひとつの動作がしっかりリズムにハマっており、仕草が綺麗で緩急の付け方も上手いので、動きにメリハリがあります。背が低く華奢なので、背が高く手足も長いスルギと並ぶとどうしても小ぢんまりと見えてしまいますが、しっかりと体全体を使って踊っていて、基礎がしっかりしている印象です。ニコニコ楽しそうに踊るスルギと、ストイックにキリッと踊るアイリーン、表情にも個性が出ていて面白いですね。

おまけ

韓国企業評判研究所のガールズグループブランド評判で1位を獲得したり、米ビルボードワールドアルバムチャートでK-POP歌手最多1位の記録を打ち立てたりと、韓国内はもちろん国外でも注目を浴びるRed Velvetですが、日本でもついに2018年7月「#Cookie Jar」でデビューが決まりました。

ファンにとっては待望の日本上陸ですね。個人的には、日本デビューして日本向けに作られた楽曲は、かなり日本向けにアレンジされた可愛らしさが前面に押し出されたものが多くてあまり好きではありません。本来のK-POPならではのカッコよさだったり洗練された雰囲気が薄れてしまって、すごくもったいないと思います。Red Velvetには、日本でもその個性を貫いて、可愛いだけではないK-POPの魅力を存分に発揮して欲しいです。日本でのRed Velvetの活動がどんなものになるのか、みなさんも注目してみてください!

『Girl Front』#LOOΠΔ/ODD EYE CIRCLE #이달의 소녀 #今月の少女 #Loona the world

都会的なサウンドに乗せた中毒性のある『Girl Front』

今回ご紹介するのは、LOOΠΔ の第2ユニットであるODD EYE CIRCLEの「Girl Front」です。2017年9月発売のミニアルバム「Mix&Match」、リパッケージの「Max&Match」に収録されています。

カッコよさと可愛らしさ、爽やかさとセクシーさという相反する魅力が絶妙なバランスで混ざり合った世界観。シンプルな曲構成ながら、洗練されたサウンドと耳に残るメロディーが印象的ですよね。そんな都会的なサウンドに乗せた中毒性のある「Girl Front」の注目ポイントはこちら!

個人シングルのイメージを絶妙にブレンドした世界観

毎月新しいメンバーを公開し、12人全員が揃ったところで完全体としてデビューするという前代未聞のプロジェクトであるLOOΠΔでは、メンバーは公開と共にまず個人シングルでデビューします。ユニットのタイトル曲である今作は、メンバーそれぞれのシングルの世界観が随所に散りばめられ、個々の魅力が絶妙にブレンドされた楽曲。簡単にジャンル分けできない、様々なテイストが混ざり合った絶妙なバランスがクセになりますね。ただ単にそれぞれの曲のいいとこ取りをして組み合わせたのではなく、新しい楽曲としてしっかり作り上げられているので、様々なテイストを感じさせながらもまとまりのある仕上がりになっています。

セクシーで浮遊感溢れるキム・リプの「Eclipse

浮遊感のあるメロディーに柔らかい歌声がセクシーな印象の楽曲。タイトルにもなっているEclipseという単語は、「Girl Front」の歌詞にも登場しますね。独特の浮遊感のあるメロディーは、「Girl Front」のサビで特に印象的な「Woo〜〜〜」のフレーズに通ずるものを感じます。

カッコよくエレクロトニックな「Singing in the Rain」

バキバキの電子音がカッコよくガールクラッシュな雰囲気の楽曲。「Girl Front」のサウンド面のアレンジは、この楽曲のエレクトロニックな音が基本となっているように思います。イントロの入りの雰囲気もどことなく似ていますよね。

可愛らしさのなかに毒を持った「Love Cherry Motion」

爽やかで可愛らしい楽曲の中に、所々ダークな装飾の施された楽曲。「Girl Front」の全体的な曲の雰囲気は、この楽曲のイメージが一番近い気がします。間奏でダークサイドに落とす曲構成も同じですね。また、「사랑이 뭐가 뭔지 A to Z」という全く同じ歌詞も両方の曲に含まれています。

等身大の魅力が伝わる初々しいパフォーマンス

楽曲のお洒落な雰囲気やビジュアルの美しさ、個人シングルのイメージ等から、楽曲パフォーマンスも勝手にクールで気取った雰囲気を想像していましたが、実際は意外にも笑顔いっぱいで親しみやすい雰囲気。振り付けに関しても、人数が少ないことも関係しているとは思いますが、複雑なフォーメーションチェンジもなく難易度は低めに感じます。やりようによってはガールクラッシュやセクシー路線にもなり得る楽曲だと思いますが、可愛らしさや爽やかさを前面に出したパフォーマンスが新鮮です。

カッコいい路線を期待していた人にとっては少し物足りなさを感じるかもしれませんが、個人的にはまだ若い彼女たちだからこそ出せる年齢相応の初々しさが好印象です。年齢が上がれば否が応にも大人びていくからこそ、変に背伸びせずに今しか出せない等身大の魅力が伝わるパフォーマンスは、イメージとのギャップも含めて効果的なものになっていると思います。

おまけ

2016年10月に1人目のメンバーとなるヒジンが公開されてから1年以上、2018年3月に最後のメンバーとなるオリビア・へが公開され、やっとLOOΠΔのメンバーが全員揃いました。今回ご紹介したODD EYE CIRCLEの他に、第1ユニットとしてLOOΠΔ 1/3、第3ユニットとしてyyxyというユニットが形成されていますが、まだLOOΠΔ12名全員での楽曲は発表されていません。先日初めてメンバー全員が揃ったステージを披露し、今後の完全体での活動についても言及されましたが、活動が本格化していく中でODD EYE CIRCLEの3人がどのような役割を担っていくのか、とっても楽しみですね。彼女たちの今後の活動にもぜひ注目してみてください!

『Secret(비밀이야)』#宇宙少女 #WJSN #우주소녀 #Cosmic Girls

レトロポップで耳馴染みの良い『Secret』

今回ご紹介するのは、宇宙少女の「Secret(비밀이야)」です。2016年8月発売の2枚目のミニアルバム「THE SECRET」に収録されています。

壊れかけのオルゴールのような特徴的なイントロから、ソラの「シッ!」を合図に本編に突入するこの曲。どこか懐かしさのあるレトロなサウンドに、ハネ感のあるミドルテンポの曲調がとっても可愛らしいですよね。そんなレトロポップで耳馴染みの良い「Secret」の注目ポイントはこちら!

コロコロと変化するダンスフォーメーション

 今作のダンスの見所は、綿密に作り込まれたフォーメーションチェンジです。上下左右、幅と奥行きを上手に使い、少人数のユニットをパズルのように組み合わせ、コロコロと変化していくフォーメーションは見ていてとっても面白いですよね。要所要所にメンバー全員で作る綺麗に揃ったフォーメーションも組み込むことで、最初から最後まで飽きさせない構成になっています。この振り付け、考えるのも教えるのも覚えるのも、すごく大変だったのではないかと思います。

特にイントロ~Bメロのフォーメーションは、変化が多く必見です。また、曲全体を通して単純なフォーメーションが少ないだけに、ラスサビの綺麗に整列したメンバーによる完璧なシンクロダンスもより印象に残りますね。

イントロ

冒頭のオルゴールのようなパートは、ネジ巻き人形がクラシックバレエを踊っているような振り付け。ソンソ → ヨルム・ボナと繋いでいき、ソラがウインクしながら口に人差しを当てる「シッ!」を合図に(ここすっごく可愛いですよね)横移動でメンバー全員がステージ全体に広がっていきます。Aメロが始まるまでは、休む間も無いフォーメーションチェンジに目が離せません。最後はゆっくりとしゃがむメンバーの後ろから、Aメロの入りを担当するヨンジョン・ヨルム・EXYのユニットが出てきます。

Aメロ〜Bメロ

 Aメロ〜Bメロにかけては、歌っているメンバーを含む少人数のユニットを目立たせるように、歌割りが変わるタイミングでフォーメーションもコロコロと入れ代わっていきます。さらに、ユニットごとの組み合わせだけでなく、そのユニット内でも細かなフォーメーションチェンジがあり、構成がとても複雑です。ライブ映像ではパラパラと切り替わるカメラワークも相まって、どこにどのメンバーがいてどの部分がフォーカスされているのか、あらかじめ全体像を把握していないと全然わかりませんね。軽快なリズムに乗せてフォーメーションを組み替えながら、後半はユニットの構成人数を少しずつ増やしていき、そのままサビへと繋がっていきます。

サビ

サビは、基本的に振り自体はメンバーみんな同じ振りを踊っているのですが、やはりフォーメンションが複雑だったり入れ替わりがあったりすることで、そこまで全体でシンクロしているイメージではありません。しかし、ラスサビのヨンジョンがフェイクに入る部分では、綺麗にハの字に並んだメンバーが、照明が一気に明るくなるのと同時に一斉に踊り出すので、この楽曲の中で一番ダイナミックで迫力のあるシーンになっています。

曲中に自然に組み込まれたラップパート

今作では、2番のAメロ部分がラップになっています。宇宙少女のラップ担当といえば、EXYですよね。

個人的に特にラップが好きと言うわけではないので、曲によっては無理にラップを入れ込まなくても…と思うこともあるのですが、この曲に関しては、ラップが曲の流れや雰囲気を壊すことなくスッと曲の中に馴染んでいる印象です。

自然に感じる一番の理由は、おそらくラップパートにイントロと同じオケが使われているからだと思います。一度聞いたことのあるメロディーなので、違和感なく耳に入ってくるんですね。ラップに入ると曲調が変わる場合は、上手にアレンジされていれば曲の中でアクセントとなる印象的なパートになるのですが、場合によっては無理やりラップを詰め込んだような違和感を覚えることもあります。今作はイントロと同じオケにすることで、1番のサビ終わりから自然にラップに入り、Aメロとしての役割を果たしています。

曲中に自然に馴染んでいるため、曲のアクセントとしてはあまり機能していませんが、その次のBメロ部分が音数の少ないアレンジになっており、曲が単調になるのを防いでいます。全体を通しても、バランスが取れた曲構成になっていますね。

おまけ

宇宙少女は最初は12人組のガールズグループとしてデビューしましたが、この曲から当時I.O.Iで活躍していたヨンジョンが合流して13人体制になりました。元々歌唱力に定評のあるメンバーで、この曲でも歌い始め・サビ・フェイクと大活躍しています。ただ、個人的にボーカルラインの中で声がこの曲のイメージに合っていると思ったのは、ダウォンとソラです。どこか憂いを帯びた声質が歌詞の世界観にマッチしていて、特にダウォンの歌声は切なげな歌詞にぴったりハマっています。ついつい歌の上手さやダンスの上手さにばかり注目してしまいますが、声質によって曲のイメージはガラッと変わります。ぜひ一度、メンバーそれぞれの声質にも注目してみてください!

『Dreams Come True』#宇宙少女 #WJSN #우주소녀 #Cosmic Girls

カッコよさを前面に押し出した「Dreams Come True

今回ご紹介するのは、宇宙少女の「Dreams Come True」です。2018年3月発売の4枚目のミニアルバム「Dream your dream」に収録されています。 

カッコいい曲調に力強い歌声、そしてメンバーの凛とした表情が素敵ですよね。宇宙をイメージしたステージで繰り広げられる大人数ならではのスケール感のあるダンスが、宇宙少女のコンセプトにぴったりハマっています。 そんなカッコよさを前面に押し出した「Dreams Come True」の注目ポイントはこちら!

人数を活かしたダイナミックなフォーメーション

今作のダンスは、一つひとつの振りではなく、メンバー皆で作り上げるフォーメーションがとっても魅力的。個人的に特にカッコいいと思うのが、イントロとCメロのフォーメーションです。

イントロ

一列に並んだメンバーが次々と左右に分かれ、それをかき分けるようにソンソが前に出てくるこのシーン。旧約聖書に出てくる「モーセの海割り」を思わせる、壮大で迫力満点なシーンです。

一人ひとりの動きが難しいわけではありませんが、13人のメンバーが次々と連なっていくことで、全体としてとてもダイナミックな動きになっています。

Cメロ

歌っているボナを中心に、円を描くように手を繋いだメンバーが回っていく前半のシーン。メンバーが1人、2人…と加わり円が大きくなっていく様子が、ステージ上の演出と相まって、まるでボナを中心とした渦巻銀河を連想させます。

後半の同じフレーズがリフレインする印象的なパートは、振り付けも同じ動きが次々と繰り出される見た目にも印象的なパート。3人ずつ4列に並んだメンバーが、1列ずつ後ろの列にバトンタッチするようなフォーメーションも、大人数だからこそ出来る技ですね。

ビジュアル担当をフォーカスしたパート割り

今作では、宇宙少女のボーカルラインと言われているヨンジョン・ダウォン・ダヨン・スビン・ソラに加えて、ビジュアル担当として名の挙がるソンソ・ボナも楽曲内で目立つパートを任されています。

ソンソ

曲のメインとなるサビのパートは、基本的にボーカルラインで繋がれていましたが、今回はサビの後半に入る「Trust in me, Trust in you」の部分をソンソが担当しています。ダンスもソンソを中心に周りをぐるっと囲むようなフォーメーションで、さらに前列のメンバーがしゃがむことでよりソンソが目立つ構図となっています。

またダンスパートでも、イントロの「モーセの海割り」を思わせるシーンでは一番フォーカスされる振りを担当していますね。

ボナ

イントロから歌唱パートに入ると、間奏を挟まずに最後まで駆け抜けるこの楽曲の中で、一番のアクセントとなっているCメロの冒頭を担当しています。Cメロも基本的にボーカルラインのメンバーやEXYのラップで繋がれることが多かったですが、ボナを中心とした「渦巻銀河」ようなフォーメーションで、その歌声と美しさがフォーカスされています。

また、ソンソがいない時にはソンソのパートも全てボナが担当していますね。

よりボナが目立つ構成になっています。

おまけ

ボーカルラインとして名前を挙げたソラですが、個人的にはビジュアル担当でもあると思っています。今作では歌唱パートの最初と最後を任されており、どちらも他のメンバーがしゃがむ中ひとり歌っているとても目立つパートですよね。特に歌い始めのフォーメションが、波がさざめく海の中に立っているような構図でとっても素敵なので、こちらもぜひ注目してみてください!